太宰治 作品 「ヴィヨンの妻 」
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「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」
「ヴィヨンの妻 」の最後のセリフ、現代日本社会に注ぎ込まれたようなセリフに聞こえたのは私だけでしょうか?
太宰治 作 昭和22年(1947年) 「ヴィヨンの妻」 発表されました。
タイトルにある「ヴィヨン」は、フランスの詩人「フランソワ・ヴィヨン」です。フランス中世期の詩人で、パリ大学の文学修士の資格まで得ながら、強盗、殺人、放浪などの生涯を送った人物です。
と、「ヴィヨンの妻」の「ヴィヨン」とは別人なのですが、このフランソワ・ヴィヨンは文学修士の資格とってるだけあって、自身も ヴィヨン全詩集 (岩波文庫)・ヴィヨン詩集成と詩集を発表している。
「ヴィヨンの妻」は、8つの短編からなっています。
生誕100年を迎える太宰治小説の映画化が相次いでいる。すでに、「ヴィヨンの妻」「斜陽」「パンドラの匣(はこ)」の3作品の製作が進んでおり、公開を予定。
10月10日ロードショー